表紙は美しい綴織/GUIDEBOOK 2016

東京造形大学の新しい大学案内「GUIDEBOOK 2016」が出来上がりました。
その表紙を飾っているのは、貝塚惇観さんの綴織(つづれおり)の作品です。



貝塚さんは世界的な綴織作家 リン・カレン さんの特別授業に刺激を受け、
学部の卒業制作で綴織の大作に挑み、大学院に進学してさらに制作を進めました。
表紙の作品は修士過程の修了制作で、その部分がレイアウトされています。


(作品名「infinity」 綴織/綿・羊毛・麻・絹/135㎝×90㎝/2014年)

さまざまな素材、色彩の緯糸を、原画を基に織り込んだ作品は、
糸で描く絵画と言うことができます。綴織は原画が重要です。
イタリア在住のリンさんの下で学んできたこともあり、
作品に内容、技術ともにその成果が表れていて、すばらしい修了制作となりました。

表紙について言えば、「GUIDEBOOK 2016」は歴代大学案内の最高傑作と言えるのではないでしょうか。

ページを繰ると・・・

卒業生の活動を紹介するページに、
フジヤマテキスタイルプロジェクトから生まれたブランド「kichijutsu」と、そのデザイナー、井上綾さんが登場。
いまや売れっ子の「おまもりぽっけ」や「GOSHUINノート」も紹介されています。










テキスタイルデザイン専攻のページでは・・・

ゼミ展の会場に立つ須藤玲子先生の凛とした姿が、テキスタイルデザイン専攻の空気を伝えています。
学生憧れの須藤先生がすてきです。






2014年度の卒業制作を代表する作品たち。



「卒業生の仕事」では、
「株式会社 布」の伊藤文さん、「株式会社 ニットプランナー」の増田惠美さん、
「スズキ株式会社」んも浅倉恵さん、「鳴海製陶株式会社」の岩室勝也さんが登場しています。
活動の場は広範です。





「GUIDEBOOK 2016」から、活気に満ちあふれたテキスタイル!!が伝わってきます。


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