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ジョリージョンソン先生の特別講義

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先日はフェルト作家のジョリージョンソン先生の特別講義がありました! ジョリー先生は現代フェルトの第一人者で、全世界の美術館やギャラリー、ショップ等に作品が展示されていたり、フェルト技法のワークショップを各地で開催されています。 今回はこちらのカラフルな羊毛を使い、カラーブレンディングとオブジェ制作に1年生が取り組みました。 カラーブレンディングとは、二色の羊毛を混色し新しい色を作ることです。 羊毛の組み合わせ、分量比によって色味が変わるので、様々な色のトーンを作り出すことができます。 早速学生も挑戦! そして、それぞれオリジナルの綺麗なカラーブレンディング表が完成! 両端の色を混ぜ合わせると真ん中の色になります。 このカラーブレンディングを生かし、次は花のようなオブジェ制作にとりかかります。 まずはジョリー先生がお手本で実演! フェルトを簾の上に並べて茎部分を制作します。 そのあとに花びら部分にあたるところに型を入れ、フェルトを重ねていきます。 プロの手さばきにみんな真剣です! 学生もチャレンジ! さくさくとジョリー先生は進めていましたが、意外と力加減が難しそうです。 清家先生もフェルトに初挑戦! 清家先生素早い動きでどんどんフェルト化を進めていきます! 清家先生の出来にジョリー先生も嬉しそうです。 花びら部分ができたら、最後に切れ目を入れて さらに形を整えて 完成です! 個性豊かな花のようなオブジェ、花びら部分が上手くカラーブレンディングされていて、絶妙な色味がとても綺麗です。 今回の講義を生かし、今後はもう少し大きな立体に1年生は挑戦していきます。 ジョリー先生、ありがとうございました! 吉本

テキスタイルブランド “YUMI YOSHIMOTO” 新作発表

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テキスタイルデザイン専攻の助手、吉本悠美さんは、 自身のブランド “YUMI YOSHIMOTO” を立ち上げ、新鋭デザイナーとして活動を展開しています。 マリメッコや鈴木マサル先生の作品など世界の優れたプリントをセレクトしているクォーターリポートや、 オリジナルプリントテキスタイルを世に送り出しているKOKKAから、 新作デザインのプリントテキスタイルが続々発表されています。ぜひ会場に足を運んでご覧ください。 (株)クォーターリポートより発売 FIQ自由が丘店、大阪店、オンラインショップで発売中 http://www.fiq-online.com/newsDetail.php?id=krxHFH3iwt1G5pVaMY0DZRMw FIQ自由ヶ丘店では6月24日(金)までYUMI YOSHIMOTOフェアを開催中です。 カットクロスや、オリジナル生地、シャツ、ハンカチ等を取り扱って頂けています。 http://www.fiq-online.com/newsDetail.php?id=Q1V3BjfHU8G33mXHHhIPRys3 (株)KOKKAから発売の KESHIKI (ケシキ) 7月29(金)〜31日(土)に開催の布博 http://www.textilefabrics.jp/ で販売、 手芸量販店等で8月頃から販売開始予定です。 YUMI YOSHIMOTOホームページ: http://www.yumiyoshimoto.com/ YUMI YOSHIMOTO Instagram: https://www.instagram.com/yumi__yoshimoto/ 吉本さんの学生時代の作品に、現在のデザインの出発点を発見できます。 大学院1年生時の作品(2014.1.2-2.2 Gallry Le Bain) 大学院2年次の修了制作(2015.24-25「ZOKEI展」) 助手展の出品作品(2016.4.25-5.13「第2回助手展」)

今年の会津プロジェクト、藍で染めて織ります!

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大学院のプロジェクト、会津プロジェクト! 会津プロジェクトとは「伝統の継承と展開」をテーマに 福島県会津若松市と東京造形大学院で連携しながら、地場産業を盛り上げていく活動をするプロジェクトです。 会津若松の名産品である縦縞が特徴の 会津木綿。 会津プロジェクト設立当初から取り組んできたこの会津木綿の再生活動。 昨年度は大学院のテキスタイル科の学生がデザインしたオリジナル会津木綿を生産して頂き、バック、ストール、彫刻作品の衣装にまで商品展開をし、松屋銀座での展示販売を成功させました。 今年は原点回帰ということで、 藍で糸を染め、藍の新しい木綿をつくる! ということに挑戦しています! 古くから野良着などとして広く着用されていた会津木綿ですが、元々は紺地に白い縞を織り出したものが一般的だったそうです。 その紺地は藍で染められていたそうで今でも産地には藍を染める道具や施設が残っているのですが、それが機能はしていないそうです。 そんな藍から生まれる会津木綿の再生に取り組んでいます。 先ずは院生から縞のデザインを募り、実際に自らの手で織り、サンプルの縞帳をつくります! 先日の会津プロジェクトでは早速、織り方のレクチャーがありました。 テキスタイル科以外のグラフィック専攻やID専攻の院生も織物に挑戦します! 織りをレクチャーする高須賀先生とOBの安濃くん! (髪型とメガネがそっくりです) 初めて挑戦する織物に皆さん真剣にレクチャーを受けていました! テキスタイル科の院生はどんな縞を織るか、 縞のデザインを清家先生と打ち合わせ中でした! どんな藍染の会津木綿ができるのか楽しみです! サンプルで使用する藍染の糸は工場で染めていただきましたが、 藍から自分たちで作ろうということで、大学内で藍を育てています! 種から育てた藍もようやく芽吹き、順調に成長を続けているようです! 今年の会津プロジェクトの展開が楽しみです! 吉本

2016 浴衣展〜絞りと板〜 開催中です!

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毎年この時期恒例となりました、テキスタイル2年生による 浴衣展〜絞りと板〜 が開催中です! 正統派から個性的なものまで、今年は過去最大数の浴衣•反物が仕上りました! 迫力のあるボリューム感で見応えある空間に仕上っています! こちらは前日の搬入の様子です。 クラス全体での初めての展示!気合いの搬入作業は夜まで続き、なんとか完成しました! ちなみに、この浴衣展に出している生地の染色方法、絞り染めと板締め。 絞り染めとは、布の一部を縫い締めたり、糸で縛るなどをした状態( 防染)で布を染めることで縛った部分に染料が染み込まないことで模様がつくられます。 模様1つ1つ全て縛るため、根気のいる作業ですが、手作業ならではの有機的な模様を自由に染め付けられるのが特徴です。 また板締めとは、絞り染めの技法の一種で、折りたたんだ布をいろいろな形の板ではさみ、防染をして模様を表わす染色方法です。 板で挟むことによれ直線的な模様が表現でき、部分的に染料の染み込み具合に差がでるので、透明感あふれる色の出方が特徴です。 絞り染めは縫った糸の線、板締めは布の折り目の線がついているので、ぜひ、間近で観察してみてください〜! 浴衣展〜絞と板〜 日程:6月3日(木)〜8日(水)10:00 〜17:00 場所:大学内CSギャラリー 浴衣展〜絞りと板〜 は 6月8日(水) までです! ぜひ、ご覧ください〜!! 吉本