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4月, 2014の投稿を表示しています

シンポジウム/WE AND YOU WHO WONDER WHY展

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「 WE AND YOU WHO WONDER WHY」は、スウェーデンのアーティスト6名がそれぞれの故郷を巡回する展覧会です。 桑沢デザイン研究所で開催中の 東京展は4回目で、 東京造形大学大学院テキスタイル研究領域2年生も参加しています。 4/17(wed) 17:00、展覧会場で出品作家によるシンポジウムが開かれ、 スウェーデン作家6名と大学院生2名は、それぞれの作品のコンセプトや制作の背景などを、 互いに質問をかわす形で話し合いました。 大学院生は高橋佑佳さんと吉本悠美さんの2人が参加。 通訳を通したスウェーデン語と日本語の行き交うシンポジウムは、2時間に及びました。 展覧会は、4/23(金)まで開催しています。 専門学校 桑沢デザイン研究所 1階 〒150-0041 東京都渋谷区神南1-4-17

2013年度卒業制作展「むすび」 後編

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先日、ご紹介した 2013年度卒業制作展「むすび」前編 の続きです。 展示空間はこんな感じ。 それでは個別に作品を見ていきましょう。 井上美里「structure freedom with yarn」 こちらは大学院生の作品。 織り機の上で作る立体作品です。タテ糸がヨコ糸になり、ヨコ糸がタテ糸になり、複雑な形を織り上げています。 村上緑「折り布」 オーガンジーを折り込んでいき、上からプレスをかけることで、半永久的なプリーツ加工を施した作品です。 藤野寿朱菜「生地なった靴。靴になった生地。」 カラフルで愉快な生地と靴の作品。 生地から靴が出てきた様な、見せ方が面白いです。 岩田早紀「スカート商店街」 商店街のお店をモチーフにしたスカートのコレクション。スカートの柄にはお肉屋さんや八百屋さんなどの、身近なお店が描かれており、一つ一つ見ていて楽しい作品です。 守屋佐知子「朝行く道 夜の帰り道 雪の道」 織物組織を巧みに使ったカラフルな生地です。四角い柄がかわいいです。 内川実季「Nukegara」 織物組織を使って織り上げた、立体的な作品です。 抜け殻をデザインモチーフにした、生き物の様な織物が楽しいです。 杉山日香里「魚」 魚をモチーフにして染めた作品。 一点一点手作業により染められた生地は、二度と同じものが作ることが出来ないものになります。 川村あかね「木々 季節と時間の中で」 ドット絵のように、1マス1マスをつづれ織りの技法で織っていった作品。 近くで見ると、タテにスリットが入っており、織物ならではの立体的な表現になっています。 禹ビンナレ「凹凸テキスタイル」 カラフルで愉快な子供服の作品です。 染めた生地の上から、違った素材の生地を重ねてつけたり、ステッチを入れることで、複雑な柄の奥行き感を出してます。 谷村永実「寶貝」 自分の宝物の貝をモチーフにして染め上げた作品です。 大きな柄がパワフルです。 藤原かえで「24hours」

2013年度卒業制作展「むすび」 前編

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2013年度のテキスタイル学科卒業制作展が2014年3月12日〜3月16日に南青山のspiralで開催されました!! 今年もクオリティーの高い作品が沢山生まれ、spiralの展示会場にいらした沢山の方々も楽しんで展示を見ていました。それでは、2013年度卒業制作の作品を写真ではありますがご紹介します。 東京造形大学 テキスタイルデザイン専攻卒業・修了制作展 『むすび』 会期: 2014.3.12(wed) - 3.16(sun)   11:00 - 20:00 /入場無料 会場:スパイラルガーデン ( スパイラル 1F)    〒 107-0062 東京都港区南青山 5-6-23 こちらはspiralの展示会場。 天井が高くとても気持ちのよい空間です。 塚越友仁加さんの作品 「テキスタイルリボンコレクション」 織物組織を巧みに使った、かわいらしいテキスタイルリボンの作品です。 山本郁子 「匂いたつ毛並み」 近づくとこんな感じ。なんと、純銀から作られるラメ糸が使われており、高級感漂う、面白い質感のテキスタイル作品となっています。 熊谷彩乃 「flower」 捺染で染めた上から編み物の技術をつかい立体感をだした作品です。 彫刻的なテキスタイルが楽しいです。 新井美里「つくもおうじょう」 緻密に書き込まれた独特な世界観のテキスタイルです。一つ一つはハンカチとなっています。 桐々谷もえ「あのこのワンピース」 女の子の肌の質感を手捺染の技術を使い表現してます。手捺染ならではの色味が素敵な作品です。 飯田李「モノトカタチ」 伝統的な色糊捺染の技法を使い染めた浴衣。 手で紙を一枚一枚ちぎることから生まれるランダムな柄がなんとも素敵です。 中村理沙「私の見ていた景色」 絣織りの帯。 近くでみると少し変わった絣の柄になっています。 阪本亜子「食のテキスタイル」 日本食のご飯に着目し、制作したテキスタイル。 愉快のご飯柄のテキスタイルは風呂敷になっています。 本間敏郎「あなたが進め完成させる物語」