工房見学イベント『着て来て落合』に行ってきました!

先週末の10月27日に工房見学イベント『着て来て落合』に学部の一年生と二年生の有志で行きました。


中井から下落合の妙正寺川付近には、今なお染色関連の工房が数多く残っています。
普段はなかなか見ることができない工房の中を見学出来るイベントが『着て来て落合』です。



まず「染の里 二葉苑」さんに伺いました。
江戸更紗の工程を見学させていただきました。

江戸更紗は細かな絵柄の版を5版、10版と重ねて染上げていきます。時には30版を超えるものもあるそうです。こちらでは造形大学の卒業生が職人さんとして働かれていました。偶然の出会いに驚きです。





次に「吉澤湯のし加工所」さんに伺いました。

湯のしは蒸気を使い、しわを取り、地の目直しなどを行う生地の仕上げの重要な作業です。
こちらも普段目にすることのできない工程です。



次に「松綱染工所」さんに伺いました。
こちらでは江戸小紋を作られています。
とても小さな柄を染上げていく職人業によって美しい生地が生まれていきます。

最後に「東京手描友禅工房 協美」さんに伺いました。手描友禅はとても手間隙のかかる染め物です。職人さんの細かな手作業によって友禅独特の美しい染め物が出来上がっていきます。
そしてこちらでも造形大学の卒業生の方と出会うことができました卒業生がテキスタイルに関わっている姿を見ると、学生にとっても励みになります。


回は来年2月に参加予定の『染の小道』の代表の丸山さん、副代表の高市さん、東さんにご案内頂きました。
会場となる妙正寺川とその周辺を観て回ったことで、『染の小道』の作品づくりにプラスになったと思います。
妙正寺川にどんな生地がはためくことになるのか今から楽しみです




染めの小道の情報はこちらから


(後藤)

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