Gali Cnaan教授の特別講義&4年生最終ミーティング!
冬も本番になって来ました!
とても寒くなったので、みなさん体調に気をつけてください。
さて、先日イスラエルから来られた、
シェンカー大学テキスタイル学科長のGali Cnaan教授が
講義を行ってくださいました!
Gali Cnaan教授はシェンカー大学を卒業後、
金沢美術工芸大学修士課程にて絣を学ばれました。
その後、アーティスト・デザイナーとしてご活躍されています。
構築・脱構築を柱として、布を解体し、再び織る作品を発表されています。
様々な作品をスライドでもご紹介いただきました!
なんでもない布を、再構築することで、
新たな意味・価値を持たせる事ができるそうです。
2着の服を織って再構築し、1枚のテキスタイルとなっています。
実際に着られている服を再構築する試みもされています。
タテ糸にデジタルプリントで元の写真をプリントし、
その上から解体した洋服をヨコ糸として織りあげて行きます。
服は着ている人の特徴を持っていることから
アイデンティティをテーマに作られた作品です。
こちらはなんと、「本」を使った作品です。
ある日、本棚の本が模様に見えたそうで、そこから作品が生まれたそうです。
織り組織に似ています!
実際に展示された時はとても大変だったとのことです。
こちらは、ニットを織り込んだ作品です。
デルタガリルという下着や靴下のメーカーとのコラボです。
ニットをほつれない限界までスリットし、
ヨコ糸として織っています。
スライドでは他にもたくさんの作品を見せていただきました!
講義後半は院生の作品の講評をいただきました。
卒業制作真っ最中の院2年生からスタートです。
他の学年も熱心に聞いています。
とても貴重な機会です!
とても丁寧にお話しいただけました。
院1年生も中間発表を控え、貴重な意見をいただきました。
Gali先生の作品に学生みんな釘付けです。
とても素晴らしい作品で感動しました!
Gali先生ありがとうございました!
続いて、4年生最後の全体ミーティングがありました。
1/19・20にはZokei展があるので、今回はほんの一部をご紹介します。
サンプルが完成し、あとはたくさん織るのみ!
いろんな技法に迷いましたが、どうにかゴールが見えそうです。
初めての機械編みの卒業制作です。
たくさんの生地が並びます。
どんなものがZokei展で見られるのかとても楽しみです!
みんな体調管理を徹底して、最後まで走りきりましょう!!
岸本