染の小道 2017


今年も「染の小道」に参加しました。

「染の小道」は、新宿区の中井界隈で毎年開催される染物のイベントです。
今年は、2月24日(金)〜26日(日)に開催され、この3日間で16,000人が訪れました。

川のギャラリー
染色業が多かったこの界隈では、染めた反物を、町を貫く妙正寺川で洗い流す風景が見られました。
そうした町のかつての風景を思い起こすように、川の上に染物を飾るのが「川のギャラリー」です。
毎年1年生全員で制作する絞り染めが川を飾ってきましたが、今年は桜色の板締め絞りが6反、昨年の水の色の6反と並んで川面に揺れていました。





過去の作品も毎年飾られます。
今年の川のギャラリーには全体で150反以上が並び、東京造形大学は川のギャラリーに参加して6年目。合計36反の絞り染めが妙正寺川を彩っていました。




道のギャラリー
町内のお店などをオリジナルの暖簾で飾る「道のギャラリー」。中井2丁目にある「林芙美子記念館」の門に、今年も暖簾を飾りました。
「四の坂」を上がってすぐ左手に、今は使われていませんが、林芙美子旧居の門があり、2年生有志がデザイン、制作した暖簾を下げました。
春を思わせる明るい色の板締め絞りの暖簾です。



「石蔵」の浴衣展
林芙美子記念館の庭の一隅に大谷石造りの蔵「石蔵」があり、ギャラリーになっています。
今年も、名乗りを上げた2年生有志8名の浴衣を展示しました。1年生の時に制作した絞り染めの浴衣です。
(学部2年生:喜多井若菜・酒井喜絵・品川悠佳子・長谷川悠香・濱崎里菜・林 紗恵・原 歩夢・前田朱里)



道のギャラリー「特別バージョン」?
西武線中井駅近くにある「器スタジオTRY」は、卒業生の渡(山本)千寿子さんのショップ兼ギャラリーです。
大学院1年生2人の作品が、今年は特別にギャラリーの建物を飾りました。暖簾の代わりの大きなプリントが、染物の町に新しい風を誘い込んだのではないでしょうか。
(大学院1年生:鵜飼甘菜・長島美紀)





街のガイド
会期中に訪れた方々を案内する「街のガイド」に、1年生の有志が参加しました。着物を着て染物の町をガイドした学生もいました。
(学部1年生:岡田谷有生・岡安日菜子・加藤 緑・須賀妙子・田尾百佳・橘 玲慧・中澤桃花・西尾かい・野口美晴・松本夏海・向井小町・望月尊世)

大橋




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