対面授業がスタート! リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 10月 23, 2020 こんにちは!後期は対面授業がスタートしました。久々に直に会っての授業で皆んなの元気そうな様子がキャッチできましたのでお届けしたいと思います〜!〜後期の対面授業がスタート!〜 1年生 持ち運べる織り機を作成並べて講評! 2年生 綴れ織の緯糸選び どれにしようかな 3年生 シルクスクリーンの版作成 紗張りは協力です!ニードルパンチ前の生地セッティング::後期授業が始まってからあっという間の1ヶ月でした!賑やかな声が聞けてこちらも活気が出てきます!他授業も続々と対面授業がスタートしていますのでまたリポートします!それではまた来週〜!熊谷 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
楮覚郎さんの藍染物語 - 5月 01, 2018 Buaisou.のワークショップ会場で。右から:楮覚郎さん、須藤玲子先生、渡邊健太さん(2017.4 東京・中目黒) 楮覚郎 かじかくお さん 楮さんは、東京造形大学テキスタイルデザイン専攻の卒業生です。 2011年3月の卒業で、震災のために卒業式はありませんでした。 青森・八戸出身の楮さんの実家に大きな被害はなかったものの、お祖母さんの海辺の小屋が流れてしまったという話を記憶しています。 卒業制作 彼の卒業制作は大作でした。 彫刻専攻の学生との共同出品で、左が楮さんの作品「毒と薬」(H193×W143×D90㎝/木、サイザル麻、柿渋) 柿渋で染めた1本の麻ロープを大きな箱の穴にひたすら通し続けた力作は、織物の構造が端的に表されていていながらも、織ることを拒否した作品ということもできます。また、制作にかけた膨大な時間は、“つくる”ということへの根本的な問いかけだったのかもしれません。 貝紫染 卒制ではアートな作品を制作した楮さんでしたが、彼は入学した時から藍染をやると決めていたようです。 学生の時も、一貫して天然染料にこだわっていました。 例えば、3年生のときに自主的に研究した貝紫染があります。 そのレポートによれば・・・雑誌の古本で見つけた貝紫の小さな記事に惹かれ、ちょうどその頃に「奇跡が起こった」。つまり、授業で八王子の産業センターに行くと、偶然、そこに貝紫の記事を書いた染織家がいて、貝紫染めをやりたいという気持ちを伝えると、後日、ご自宅で教わることができた・・・というのです。 さっそく自分で貝紫染に挑戦です。しかし、大量に必要とする貝の入手先を先生から教えてもらうことができなかったので、自力で探すことになりました。新潟漁連、富山漁連と電話して、石川漁連で1つの水産業者を紹介してもらいます。 そして、36kgの貝が届きました。 アカニシ貝(レポートの写真から) 染料の取り出し(レポートの写真から) 早朝から貝を砕く作業を始め、砕いた貝から取り出したパープル腺を容器に集め、日光の紫外線で紫色に変わったものが染料の基。教わった直説法ではなく、あえて還元法に挑みました。 レポートの最後には、「骨の折れる作業、強烈な悪臭などから、2度とやる... 続きを読む
光ファイバーを編もう!ー須藤ゼミ特別講義ー - 11月 14, 2015 編み物を研究する須藤ゼミにて、光ファイバーを編んで立体を創る特別講義が先日行なわれました! 通信ケーブルや電気装飾などで使えわれることが多い光ファイバーですが、現在では織り込まれたり、編み込んだりした布状のものやアート作品としても使われています。 この日は光源基板指導に特別講師として菊池先生、太田先生をお招きしました! また非常勤のニット講師の中村先生にも来て頂き、編み技術による光ファイバーを使用した立体作品に挑戦しました! まずは中村先生に基本的な編み方を教わります。 今回は光ファイバーを傷つけないよう手で鎖編みをしていきます。 このようにループ状に編んだものをどんどんつなげていき立体にしていきます! とても綺麗に編んでいるのは、 スウェーデンからの留学生、ハンナさん! (この編み方、性格でます!笑) こちらは鎖編みの両端を1カ所に合わせて球体をつくるようです こちらは捻りを加えて編みながら立体構造にしています! 編み上げた構造は先端を揃えて切り落とし、ヤスリをかけて光源に差し込めば完成です! ループの曲げ具合や光ファイバーの長さによって光の強弱がでるようです! 光ファイバーを使った作品は今月末に開催のゼミ展にて展示予定です! 菊池先生、太田先生、中村先生、ありがとうございました! 吉本 続きを読む
ジョリー先生のフェルトワークショップ - 6月 25, 2014 こんにちは!テキスタイル学科助手の高須賀です。 今日は一年生の授業で行なわれた、フェルト作家のジョリー・ジョンソン先生のフェルトワークショップの様子をご紹介いたします。 ジョリー先生は1977年にフィンランドでフェルトのブーツ作りを習ってから、フェルトのパワーと魔法に魅せられ、現在に至るまでに様々なフェルト技術を研究し、現代的なフェルトデザイン技法を作り上げてきた方です。 【Jorie Johnson】 HPより転用 ジョリー・ジョンソンは自ら生み出したユニークな羊毛フェルト作品を企画、製作し、また身にまとうことを楽しんでいます。 伝統的なテキスタイル技法に出会ったのは、1977年フィンランドでスカンディナビアのフェルトのブーツ作りを習った時でした。 ジョリーは、たちまちフェルトのパワーと魔法に魅せられてしまいました。 ジョリーは、羊毛と繊維を扱う商人の家に生まれ、工業テキスタイルデザインをRISD(米国)とKOTO(フィンランド)で学びました。 1987年日本へ3ヵ月の気紛れ旅行に出かけました。そして、12週間では短すぎたので、それ以来、日本に留まることにしました。 京都で、テキスタイルのスタジオを再設立し、商標としてのジュア・レ(Joi Rae)を起こしました。 ファッションとインテリアのための工業テキスタイルデザイン(織りとプリント)を学んだ後、ジョリーは伝統的なフェルトを通しての表現が自らにしっくりくることに気付きました。 彼女の豊かな色彩と層構造の技法の組み合わせは、絹やレーヨン、モヘアなど様々な異素材をフェルト作品に組み込んだ、暖かい風合いの、四季の風を感じさせる衣類やアクセサリーを生み出すことになり、慧眼のコレクターの眼にとまることになりました。 ジョリーは、人類が初めて生み出したテキスタイルであるフェルトの、八千年続く中央アジアのフェルト作製技法に、彼女ならではの革新的な表現をもたらしました。ジョリーの現代フェルト作品は、全世界のギャラリー、ショップ、美術館に、展示されています。 ジョリーは、春の学期には、スタジオを離れて、 様々な学校で講義を行っています。全国の芸術系大学、専門学校などにおいて講師を勤めるかたわら、夏には京都の暑さと湿気を逃れるために、異文化の伝統フェルトを求めて、世界中へ広く調査旅行に出かけて... 続きを読む