オンライン授業の様子③染め3年生

こんにちは!

第三弾の今回は、染表現Cの吉本先生の授業紹介です〜!

こちらは普段、造形大学特有の染め技法「色糊捺染」を学ぶ授業ですが
今年は特別に、ドローイングでテクスチャ(質感)を極めるというスペシャルな時間になります!

最終段階は、インクジェットプリントで大判スカーフに仕上げていきます。
本日は中間のサンプルプレゼンです!




 スポンジの目のきめ細かさを利用したテクスチャ
「温度:5月」




 絵具を何層かのせ、引っ掻いて下に潜んでいる色見せる
「表皮:カサゴ」




 アクリルガッシュをラップにのせ、その表面を紙に押し付ける
「D'ecalcomanie」





 波紋のように色をのせ、髪をとかす用の櫛で引っ掻き葉の模様を表現
「植物:ガンソウ」





インクに漂白剤を吹き付け色を抜き、波の荒々しさを表現
「川」





定規で絵具を引きずる、擦る
「空:梅雨の雨」 








実はこのように、いろんな道具、材料を使い
オリジナルの技法を黙々と研究していたんです!

 技法だけでなく、色を置く順番や引っ掻く強さ、絵具の乾き具合やタイミング
どの色が効果的か、などなど

色糊捺染と同様にレイヤをを意識したドローイングを習得しています!



みんな相当数の試しを行って、プレゼンに挑んで来たはずです!
どれも見応えのある作品で選びきれませんでした。。。!




そして最終課題は今回の技法を生かし、スカーフを前提とした
約90cm正方形の大きなテクスチャの柄を描き、インクジェット用データにすることです。

現在、世に出回っているプリントのほとんどはインクジェットプリントです。
そのため、卒業後に求められる・実際に使うスキルとしても必須な
インクジェット用データの作成を学んでいきます。

実はパソコンが苦手な学生が多いテキスタイル専攻。
基本からしっかり理解し、最終形の柄に合わせたデータ編集の仕方を学べるとてもいい機会です。
(私、鵜飼も勉強させてもらっています。)


講評でも素敵なテクスチャを出してくれていたので
プリント発注し仕上がったものを見るのが楽しみですね〜期待大!
乞うご期待です!







鵜飼








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