第一回、東京造形大学助手展のレポート

2015年2月28日より東京造形大学附属美術館にて第一回目の助手展が開催されています!東京造形大学の美術科からデザイン科の助手の作品が一同に集まった展示会になっています。


会場の様子と作品の一部を写真でご紹介します。

清原亮(絵画専攻領域)さんの作品
点描で花やキノコ雲が描かれています。

近くからみたらこんな感じ。質感も面白いです。


松本加奈さん(絵画専攻領域)の作品
色の断面、素材断面からモノの本質へと迫っていく様です。


塩野太朗さん(彫刻専攻領域)の作品
モノの形ではなく型をテーマにした作品。ダルマや鏡餅を粘度で固め、そのまま焼くことで、モノは焼失し、モノの痕跡だけが作品として残っています。



野内俊輔さん(絵画専攻領域)の作品
古いものの上から新しい価値をのせることで、生まれる世界がとても面白いです。

寺田哲史さん(写真専攻領域)の作品
牛の皮膚を撮影した写真。近くでみると、毛並みの流れや、ハエが暮らしていたりととても情報量の写真です。




下出翔太さん(インダストリアルデザイン専攻領域)の作品
3D切削機を使用して作ったお椀。複雑に組み上げた木材を3D切削機で削り出すことで、普通では作ることのできない構造と柄のお椀が生まれています。


大場郁弥さん(グラフィックデザイン専攻領域)の作品
日本のことばにあわせて、タイポグラフィーをデザインした作品が並んでいます。



森井楓貴さん(グラフィックデザイン専攻領域)の作品
オールハンドメイド。木材を使用したサーフボードが展示してあります。構造を軽くする為にくり抜かれた構造体もとても美しいです。


テキスタイルデザイン専攻領域からは僕、高須賀活良も出品しております。
こちらの作品は2013年にイギリスで展示した際に、毎日の記録として制作していた日記織りです。54日分の布が展示してあります。


こちらは遊牧民の織り技法を調べ、自作したポータブル織り機。

こんな感じで毎日一枚ずつの日記織りを制作していました。


もう一つ、作品を展示してあります。
こちらは記憶と記録をテーマに、織物産地で使われていた紋紙(データを記録させた穴の空いた紙)を使い、制作した作品。

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以上、東京造形大学の助手展のレポートでした!ご紹介した作品は会場内の作品の一部です。ここでは紹介できていない作品もまだまだありますので、是非お越し下さい。
展示期間は3月9日まで(日曜日休館)です!!
お見逃しなく★
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出展者:
上野 雄大 江田 彩香 遠藤 麻美 大場 郁弥 柏屋 拓哉 清原 亮 塩野 太朗 下出 翔太 高須賀 活良 寺田 哲史 西平 幸太 野内 俊輔 平野 花代 蓬萊 昭彦 松本 加奈 森井 楓貴 森田 舞 矢ケ崎 健太 梁 真璃子 米田 貴行

会 期|2015年2月28日(土)〜3月9日(月) 

休館日|日曜日 時 間|10:00〜17:00(入館は16:30まで) 
観覧料|無料 
会 場|東京造形大学附属美術館


助手:高須賀

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