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6月, 2015の投稿を表示しています

授業紹介 〜1年生 絞り染めの授業〜

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日々のテキスタイル科の授業の様子をお届けします〜 今日は1年生、絞り染めの授業です。 この授業は染めの最も原始的な技法である、絞り染め・板締めの技法を使い、 一人、一反(12m)の浴衣用の反物を染め上げます。 手作業で一反も染め上げるというとてつもない作業量を乗り越えて出来上がってくる浴衣は、 市販のものとは一味違う、個性豊かな浴衣に仕上がります。 担当は造形テキスタイル科の父 こと、大橋先生です! (ナチュラル・ダンディスマイル頂きました!) 絞り方・色の試しを何回か繰り返し、先週から本番用の反物をみんな縫い始めていました! それぞれが描いたデザイン画を元に 直接、布に印をつけたり、 紙で印をつけたりと、それぞれのデザインにあった方法で進めています! こちらは鉄の板で板締めするようです! こちらはなにやら穴の空いた板にラップを巻き付けています! この板で板締めをするようです!大胆! こちらもなんだか面白そうな模様ができそうな予感です! こちらか本番用のデザインで試し染をしているようです! 提出日まであと約1ヶ月! みんな夏祭りに間に合うように頑張ってくださ〜い! 〜今週のほっこり1コマ〜 織り室で休憩中の、染め専攻3年の片岡さん。。。。 (楽しそう!) の隣で糸をさばく院2の山本さん 造形テキスタイルは工房が全て同じフロアにまとまっているので、専攻・学年を飛び越えて交流できます! そんな山本さんは今週から織り出していました!(がんばれ〜!) 3デニールという超極薄の織物に挑戦中の院2年の伊藤さん ぎゃー!薄い!!!経糸が切れないか見ている方もハラハラです! 染め室でも院2の顧問さんが頑張っていました! こんな感じで院2年生は修了制作の前の中間報告展へ向けてみんな頑張っています! そんな院2年生の気合いの入った作品群はオープンキャン

第7回フジヤマテキスタイルプロジェクト、始動!

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6月25日に、今年のフジヤマテキスタイルプロジェクト、最初の打ち合わせが行なわれました! 今年で7回目となるフジヤマテキスタイルプロジェクト、なんと第1回目の時に学生として参加していた高須賀さんが、今では先生となり、今年のプロジェクトを支えていってくださります! 今年は機屋7社と学生8名の参加となりました。 まずは高須賀先生の進行のもと、参加してくださる会社の方々の紹介、そしてコラボする学生の紹介、ペア発表をしていきます! 座布団の生地を制作している田辺織物の田辺さん、  と、組むののは院1年生の山本さんです。 山本さんは2年前にもこのプロジェクトに参加していました!おかえりなさい山本さん! 2年前と同じ田辺・山本ペア復活ということで嬉しそうですね。 このプロジェクトから生まれたブランド、kichijitsu でおなじみの光織物の加々美さん、 と組むのは院2年生の熊谷さんです。 染めと編みで制作をしている熊谷さんのデザインがどのような織り組織を生み出すのか楽しみです! ネクタイを制作している渡小織物の渡辺さん、  と組むのは院1年生の山川さん。 卒業制作でケミカルレースのネクタイを制作した山川さん、織りでどのようなネクタイを作るのか、楽しみです。 ストー ルを制作している武藤株式会社の武藤さん、  と組むのは院1年生の牛田さんです。 野球好きの武藤さんと、陸上部で砲丸投げをしていた牛田さん、 肩の調子はバッチリです◎ 傘を制作されている槇田商店の槇田さん、   と組むのは院2年生の伊藤さん。 繊細で柔らかい印象のデザインをする伊藤さんはどんな傘をデザインするのでしょうか。 ドレスの生地等を制作している宮下織物の宮下珠樹さん  と組むのは院1年生の中村さん。 the組織っ子の中村さん × 組織のプロフェッショナル珠樹さん  によるコラボ作品が楽しみです。 最後は機屋チーム団長、ほぐし織りで傘を制作されている舟久保織物の舟久保さん と組むのは

ジョリー・ジョンソン先生の特別講義がありました!

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6月15日・16日にジョリー・ジョンソン先生の特別講義がありました! ジョリー先生は京都に自身のスタジオを構え、現代フェルト作家として活動されています。先生の作品は全世界のギャラリー、ショップ、美術館に展示されています。 今回は二日間に渡って主に1年生を対象に特別講義を行なって頂きました。 1日目にはスライドを交えて、作品紹介等の講義をして頂きました。 そして二日目にはフェルトのワークショップをして頂きました! まずは基本的な羊毛のブレンディングから始めます。 ブレンディングとは手で色を混色させていくフェルトならではの技法です。 ジョリー先生は説明しながらどんどん色を混ぜていきます。 あっという間に完成です。 左側は色×色をブレンディングしたもの、右側は黒・白×色をブレンディングしたものです。 早速、学生も挑戦です。 それぞれが好きな色を選び混色していきます。 ジョリー先生がやると簡単そうにみえて、実際は結構難しいブレンディング、学生も真剣です! 学生たちも完成しました! 羊毛の素材感からなる深みのある色合いが素敵です! このブレンディング表を参考に次のワークショップに移ります。 次は 花のようなオブジェ を作ります。 あえて、〜のようなと言う事で、固定観念に縛られずに自由な発想でモノを見てほしいというジョリー先生の考えです。 まずは、花の茎部分のフェルトを成形させながら縮絨させていきます。 そこに花びらの部分の色の羊毛を重ねて行きます。 ジョリー先生のお手本を参考に、早速学生もチャレンジです! 間にエアーキャップの型紙を挟むことで、立体的に成形することができます。 花びらの外側と、内側の2色の羊毛を重ねることで縮絨しながら色が自然に混色されていく変化がとても面白いです! 次に花びらの部分の仕上げに入ります。 縮絨してできたオブジェの真ん中に開き方を考えながら切り込みを入れていきます。 すると、花のような