「スリー・トーンズ」ー3人のデザイナーが作るテキスタイル空間

4年生の表参道スパイラルでの展示が終了しました!
3927名の方に来ていただきました!
本当にありがとうございました。

続けて、同じ会場のスパイラルでテキスタイル専攻の教授による展示があります!
須藤玲子教授、鈴木マサル教授、清家弘幸教授の3人の展示です。




「Three Tones-3人のデザイナーがつくるテキスタイル空間-」

2018年3月27日(火)〜3月31日(土)11:00-20:00 
スパイラルガーデン(スパイラル1F)
入場無料



オープニング レセプション
 3 月 27 日(火)18:00 〜 20:00 

スパイラルガーデン
18:30 頃から須藤先生、鈴木先生、清家先生の3名のデザイナーより
ご挨拶させていただきます。 
また、27日の初日は終日3名とも在廊予定です。


鈴木マサル


1968年千葉県船橋市生まれ。
多摩美術大学卒業後、ファブリックブランド「OTTAIPNU」を主宰。

マリメッコやラプアン カンクリのデザインをはじめ、ユニクロ、カンペールなど国内外のブランドとのコラボレーションを数多く手掛ける。
2014年からスタートした「富山もよう」で第35回新聞広告賞を受賞。2016年に参加したミラノデザインウィークでMilano Design Award 2016"BEST ENGAGEMENT"を受賞。2016年書籍「鈴木マサルのテキスタイル」(誠文堂新光社刊)を上梓。
現在、有限会社ウンピアット取締役、東京造形大学教授。




「目に見えるもの、すべて色柄」

テキスタイルが持つ様々な魅力の中でも、私は特に色や柄に魅かれています。それらは必ずしもテキスタイルに必要な要素ではありませんが、色柄がある事で人の感情は大きく変化します。私はきっと、そういう「高揚感」に魅かれてテキスタイルを作っているのだと思います。テキスタイルが、色が、柄がもたらす高揚感。是非体感しに来て下さい。





須藤玲子

1953年茨城県石岡市生まれ。武蔵野美術短期大学専攻科修了後、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル研究室助手を経て、株式会社「布」の設立に参加、現在取締役。2016年より株式会社 良品計画のアドバイザリーボード。
日本の伝統的な染織技術や現代の先端技術を駆使し、テキスタイルづくりをおこなう。
作品はニューヨーク近代美術館、ビクトリア&アルバート美術館、東京国立近代美術館工芸館などに永久保存されている。



「布、色と間」

糸状の素材を組み合わせ組織し、布をつくります。素材には素材の色があります。それらはそのまま使うことに今回は決めました。すると、光を混ぜ合わせたように色は白になりました。布は素材を組む密度も肝心です。それは素材と素材の間であり隙間です。農作業では作物に光、風、水の通り道をつくるため間引きをします。この「間」「隙」「透き」は「鋤き」に通じると言われています。布づくりも農作業に似て「鋤き」を繰り返し、光、風、水を透す「間」をつくる作業のように思います。







清家弘幸

1963年滋賀県大津市生まれ。株式会社前田修デザインスタジオを経て、有限会社セイケ設立。「SEIKE」ブランドで東京コレクションに参加。阪神大震災チャリティーファッションショー参加。東日本大震災復興支援アートオークション出品。滋賀県知事サマーエコスタイルスーツの企画・デザインなど日本各地の織物産地と開発事業を行う。「ISSEY MIYAKE PERMANENTE」、「MARY QUANT」などのデザイン・ディレクションを手掛ける。東京造形大学教授。



「通路」

テキスタイルは、あいだにあります。テキスタイルは、隙間を内包しています。テキスタイルは、空間をつくります。また、テキスタイルは、服になります。服は、人と人のあいだにあり、人と環境のあいだにあります。服は、内部をつくり、外部をつくります。服は、境をつくり、境をこわします。また、服は媒体になります。人は裸で生活することはできません。多くの服には着脱のための出入口があります。テキスタイルがつくる通路を服に見立てました。




みなさんぜひお越しください!
助手の岸本と吉本も連日スタッフとしています!




(2017年に撮った写真の中からこの3名の写真を探したのですが、いいものがなく・・・先生方すみません!)

岸本

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