丹後旅行記1

8月の中旬に京都府の丹後地方に行ってまいりました〜
(助手岸本の地元です)
たくさん機屋さんに行って来たので紹介します!

まず創作工房糸あそびさんへ!
様々な意匠糸を巧みに使いとても面白い生地を織っています。

こちらの絹リボン糸はとても扱いが難しいです・・・
キレイに織るために全ての糸にアイロンをかけてから製織しています!
織るときもほとんど手織りのような状態です!

リボン糸とシルクウールの生地です。

レザーテープの生地、
『リボンが織れるから織ってみた』とのことです(すごい!)

高密度のモール糸の生地です。
ベルベットのようでした。
この糸が作れる人は日本に1人しかいないそうです・・・

どのように織っているのか不思議ですね!

ジャカード織機を使っておられますが、
オーダーによれば、ドビー織機に変身することもあるそうです!
驚きです!
(少しマニアックですね・・・)

糸の仕入れから製織までを一貫して行っている機屋さんです!
複雑な色合いは自社でムラ染めをしているからだそうです!



続いて丹後織物中央加工場です。
こちらは絹の精錬や染めなどの後処理を全て行っています!
私も丹後時代は大変お世話になりました〜

蒸気がすごいです!

釜の中にたくさんの生地が入っていきます。


絹の精錬は加減が難しく、
生地の触り心地、見かけ、形状、染め上がり
ここで決まると言っても過言じゃないです!

とても長い生地の形状を均一に整えていきます。
実は着物の生地の基準値はかなりシビアです・・・
ここでも品質検査だけの部署があります。

全てをクリアした生地のみハンコを押されて出荷されていきます!
しかし、中には戻ってくるものも・・・
私も戻しに行ったことがありますが、必ず期待通りに仕上げていただいてました!

後半に続きます〜


現在、代々木八幡にて
『美味しいテキスタイル gochisouのルヴァン展』
が開催中です!
卒業生の坂本あこさんによるgochisouというテキスタイルブランドです!
本当に美味しい展示だそうです〜




岸本

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