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Tシャツプリント/高崎でワークショップ

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第21回 群馬県高等学校総合文化祭 のイベントの一つ、10月31日(土)の美術・工芸部門「交流会」を東京造形大学が担当。 田窪摩周先生の「レイアウトの法則」と佐竹宏樹先生の「カラフル・ポップ!木版画!!」、 そして大橋正芳の「私の模様で私を飾る/オリジナルTシャツプリント」の3つのワークショップを行いました。 会場は、高崎の群馬音楽センターの群馬シンフォニーホール大ホール。 アントニン・レーモンドの設計で知られた音楽センター(1961年竣工)。 センターの隣にあるシンフォニーフォール。1991年開設でレーモンド設計事務所の設計。 Tシャツプリントのワークショップは、群馬県内の高校から参加した生徒さん30名。 技法は、 真っ白なTシャツにカットしたシールを貼り、スクリーンでブルーにプリント。 次にシールの一部をはがしたり新たにシールを貼ったりしてグレーをプリント。 シールを全てはがすと完成!!です。 画像の2枚のTシャツは、ワークショップを手伝った大学院1年の牛田利沙さんと山本遥さんのサンプル作品です。 ワークショップ開始! 始めにオリジナルのデザインを考えます。 プリントします。 乾燥します。 デザインが決まらない人、ブルーを刷り終わった人は次にどうするか・・・友達と相談です。 このあとグレーを刷って、シールをはがして完成・・・皆さんそれぞれ個性的なTシャツが出来上がりました。 しかし、30名のお手伝いで完成の写真を撮ることができませんでした。 お見せしたかった!残念!! 田窪先生のワークショップ。 佐竹先生のワークショプ。 100名の生徒さんたちは、それぞれ充実した時間を過ごしてくださっ

授業紹介 〜 3年生 染め表現講評 〜

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3年染め専攻の後期課題の講評がありました! 担当は鈴木マサル先生とkata kata 松永武先生です! 3年生の後期課題は4年生での卒業制作へ向けて、個々で研究課題を設定し突き詰めていきます。 3年生のうちから個々で研究を進めることによって、より専門性を高めていきます。 こちらはストールの柄の提案です。 素材の選び方、仕上げ処理の仕方などの改善アドバイスがありました! ポップな柄が製品受けしそうなデザインです! こちらは重厚な空間に映えるようなインテリアファブリックの提案です。 お部屋で映えそうな配色が素敵です。 こちらはランチョンマット用のファブリック・商品提案です。 製品になった時の柄の見え方が素敵です。 パッケージやブランディング等に改善点があるようでした! こちらは和紙に型染めで染めた紅茶等のパッケージパターンデザインの提案です。 素材感と柄がマッチしていて素敵でした! こちらは陶器でつくられたモチーフによってできた柄の提案です。 迫力満点な柄! 陶器と布をどう一緒にみせていくかが今後の課題のようです。 こちらは 解放、自由 をテーマに制作された衣服です。 30m以上もの布を染め、縫製された力作です!! こちらは、、、 よーーーーくみると目玉柄!全ての線を手書きで製版し、しかも重版させています! 混沌としながもとても綺麗に仕上がっており、独特な世界観がでています。 このように染め専攻のなかでも、プリント、型染め、インテリア、ファッション、などなどさまざまな分野があり、 それぞれが興味ある分野に進んでいきます! 3年生は年明けに開催される、織り専攻・染め専攻の合同プレゼンテーションに向けて このように研究を進めていきます。 今年も残すところあと1ヶ月半! がんばりましょう〜! 吉本

光ファイバーを編もう!ー須藤ゼミ特別講義ー

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編み物を研究する須藤ゼミにて、光ファイバーを編んで立体を創る特別講義が先日行なわれました! 通信ケーブルや電気装飾などで使えわれることが多い光ファイバーですが、現在では織り込まれたり、編み込んだりした布状のものやアート作品としても使われています。 この日は光源基板指導に特別講師として菊池先生、太田先生をお招きしました!  また非常勤のニット講師の中村先生にも来て頂き、編み技術による光ファイバーを使用した立体作品に挑戦しました! まずは中村先生に基本的な編み方を教わります。 今回は光ファイバーを傷つけないよう手で鎖編みをしていきます。 このようにループ状に編んだものをどんどんつなげていき立体にしていきます! とても綺麗に編んでいるのは、 スウェーデンからの留学生、ハンナさん! (この編み方、性格でます!笑) こちらは鎖編みの両端を1カ所に合わせて球体をつくるようです こちらは捻りを加えて編みながら立体構造にしています! 編み上げた構造は先端を揃えて切り落とし、ヤスリをかけて光源に差し込めば完成です!  ループの曲げ具合や光ファイバーの長さによって光の強弱がでるようです! 光ファイバーを使った作品は今月末に開催のゼミ展にて展示予定です! 菊池先生、太田先生、中村先生、ありがとうございました! 吉本

授業紹介 〜 綴れ織りの授業 〜

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後期の授業紹介です 今回は2年生の綴れ織りの授業を紹介します。 担当は後期から復活の須藤先生です!(先生おかえりなさい〜!) この日は須藤先生がこの授業のためにオーストラリアから持ち帰ってきてくださったタペストリー作家のサンプル(本番の織物を織る前の試作)の紹介から始まりました。 シンプルな構成が色彩の美しさを引き立てています。 混ざり合う糸のテクスチャーも綺麗です。 1色に見えますが、よーーーーくみると1色の中に様々な色糸が織り込まれています。 白や黒も同色系の色を混ぜることにより深みが増しています。 こちらは実際にこの作品に使われている緯糸1本分です。 茶色をつくりだすのに様々な色糸が使われています。 プロはまるで絵の具のをパレットの上で調色するように、細い色糸をちょっとずつ混ぜることで絶妙な色合いを創りだすそうです。 さすが、プロの仕事!タペストリーの裏の糸処理の仕方も綺麗です。 素晴らしい作品に刺激をもらい、学生も制作を開始です! 綴れ織りとはで織機を使わずにこのように木枠に経糸を張り、そこに緯糸を入れていく技法です。  カーペットやタペストリー、日本では京都西陣の帯などが有名です。 この授業では描いたドローイングをタペストリーとして織り上げます。 自分の原画に合わせて色糸を調色し、オリジナルの色をつくります。 調色した緯糸をボビンと呼ばれる木製のスティック状のものに巻き付けて経糸に通していきます。 この緯糸の通し方によってはスリットを入れられたり、糸を浮かせたりなど表現技法は様々です。 どような構図で仕上げるのか、須藤先生の丁寧な指導が入ります。 黙々と作業する2年生、完成が楽しみです! 吉本