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5月, 2015の投稿を表示しています

「ZOKEI賞 選抜展」とバッグのデザイン

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東京造形大学付属美術館で 「ZOKEI賞 選抜展」 が開催中です(6月13日まで)。 2014年度の卒業制作から各専攻ごとに選ばれた作品が展示されていますが、 テキスタイルデザイン専攻は、山本遥さんの「しあわせのムク」が選ばれました。 作品は、自作の絵本「しあわせのムク」を発想の手がかりにしたプリントテキスタイルの連作(6m×110㎝ 8点)で、 その独創的なプリント模様の世界は、美術館の空間に特別な存在感を示しています。 大学が受験生に向けて各地で開催する大学説明会で、大学案内などの資料を入れて皆さんに渡すためのバッグがあります。 2015年度のバッグには、山本さんのデザインが採用されました。 緑色の生地に紫色でプリントした山本さん独特のスタイルの模様がすてきなバッグです。 タイトルは「はたけ」。 1m以上の生地幅いっぱいの原画を基に繰り返しプリントした布を裁断、縫製したバッグですが、 裁断は“適当”ですので、バッグごとに模様が違う・・・おしゃれで楽しいバッグです。 ここで歴代のバッグもご紹介しましょう。 テキスタイルの学生にデザインが依頼されたのは2012年度版のバッグからです。 2012年度は、2012年3月に大学院を卒業した井野若菜さんがデザインしました。 大学のキャンパスのイメージが井野さんらしい形にデザインされた横長のバッグで、表裏に模様が続いているのがおしゃれです。 井野さんの卒業制作「道がいっぱいの家」(440㎝×520㎝)は、生まれ育った家を中心にした風景のイメージを、自分のスタイルで表現した大作です。 2013年度は、2013年3月学部卒業の岩室勝也さんのデザインです。 得意なタッチを活かした模様を、明るいブルーの地にピンクでプリント。 印象的な配色と、マチのある使いやすいショルダーバッグが評判でした。 岩室さんの卒業制作は、シャツのパターンの中に動物を繊細なタッチで表したプリントテキスタイルの連作(4m×120㎝ 7点)で、タイトルは「柄パゴス」。 裁断、縫製したシャツ3点も制作、展示されました。 2014年度のバッグは、2014年3月学部卒業の

助手 吉本の展示が開催中です

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助手 吉本の初の個展が開催中です。 自分の好きな生地を選びシャツ、シャツワンピースをオーダーすることができます。 24日(日)、25日(月)、28日(木)は吉本も在廊しておりますのでぜひ、御立ちよりください。 YUMI YOSHIMOTO 2015EXHIBITION - PRINT FABRIC & PRINT SHIRT- 2015.5.21(木)〜 2015.5.28(木) 14:00〜22:00 水曜定休日 会場:Waltz  東京都渋谷区元代々木町25-8 L'Espoir 代々木公園103 http://www.yumiyoshimoto.com

表紙は美しい綴織/GUIDEBOOK 2016

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東京造形大学の新しい大学案内「GUIDEBOOK 2016」が出来上がりました。 その表紙を飾っているのは、貝塚惇観さんの綴織(つづれおり)の作品です。 貝塚さんは世界的な綴織作家 リン・カレン さんの特別授業に刺激を受け、 学部の卒業制作で綴織の大作に挑み、大学院に進学してさらに制作を進めました。 表紙の作品は修士過程の修了制作で、その部分がレイアウトされています。 (作品名「infinity」 綴織/綿・羊毛・麻・絹/135㎝×90㎝/2014年) さまざまな素材、色彩の緯糸を、原画を基に織り込んだ作品は、 糸で描く絵画と言うことができます。綴織は原画が重要です。 イタリア在住のリンさんの下で学んできたこともあり、 作品に内容、技術ともにその成果が表れていて、すばらしい修了制作となりました。 表紙について言えば、「GUIDEBOOK 2016」は歴代大学案内の最高傑作と言えるのではないでしょうか。 ページを繰ると・・・ 卒業生の活動を紹介するページに、 フジヤマテキスタイルプロジェクトから生まれたブランド「kichijutsu」と、そのデザイナー、井上綾さんが登場。 いまや売れっ子の「おまもりぽっけ」や「GOSHUINノート」も紹介されています。 テキスタイルデザイン専攻のページでは・・・ ゼミ展の会場に立つ須藤玲子先生の凛とした姿が、テキスタイルデザイン専攻の空気を伝えています。 学生憧れの須藤先生がすてきです。 2014年度の卒業制作を代表する作品たち。 「卒業生の仕事」では、 「株式会社 布」の伊藤文さん、「株式会社 ニットプランナー」の増田惠美さん、 「スズキ株式会社」んも浅倉恵さん、「鳴海製陶株式会社」の岩室勝也さんが登場しています。 活動の場は広範です。 「GUIDEBOOK 2016」から、活気に満ちあふれたテキスタイル!!が伝わってきます。

鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと

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西麻布のギャラリール・ベインで開催されている 鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと 展のオープニングパーティーに行ってきました! まず会場に入ると目に飛び込んでくるのが、100本以上の傘を使用した圧巻のインスタレーション ! すべての傘を目線の高さよりも上に持ってくることで、傘がふりそそぐような構図は迫力大です!!! 設計事務所imaによる藤棚を意識した会場構成です。 ショップミタテでは、新作ラグや 今回初お披露目のチェアパッドなどもありました!  こちらはフライングリリースのNEWタオルシリーズです!! ショールームには定番のバスマットシリーズも!! 無事に展示初日を迎えられて安心されてるような先生、、! (バング&オルフセンのスピーカーカバーからはこの展覧会のために作られたオリジナルの音源が流れています!) 鈴木先生のデザインの魅力がたっぷりと味わえる展示は5月24日までです!ぜひ! 鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと 2015.5.12 thu - 24 sun. 11:00〜19:00 入場無料 会場:ギャラリー ル・ベイン/ギャラリーMITATE 東京都港区西麻布3-16-28 ル・ベイン1F tel: 03-3479-3842 http://www.le-bain.com 吉本

鈴木マサルゼミ アートラボはしもとワークショップ

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5月3日(日)に行なわれた、アートラボはしもとでのワークショップについてレポートします! アートラボはしもと とは3年前にできた地域密着形のアート活動拠点です。周辺にある美術大学、子どもたちや地域の方々、商店街や企業、学校、研究機関、市民グループなどと協力し合いながら、さまざまなアート事業を展開しています。 アートラボはしもと春のイベント「ご縁の描きかた」のプログラムの一環で、鈴木マサルゼミ生が地域の子どもたちにプリントのワークショップを開催しました! 今回は幾何学をプリントしてできる形を使い、動物柄のざぶとんをつくる、お子様向けのワークショップです。 会場に入り、まず目に飛び込んでくるのは巨大動物カーテン! 天井から壁面まで会場全体を覆うこのカーテンはOGがデザインを手がけ、昨年度からこの日の為に制作してきた大作です! 今回のワークショップのモチーフとなる、幾何学からなるヘンテコ動物柄と生地の白場のバランスがとても綺麗です。 モチーフが上から降ってくるようなこの構図も大迫力です! いよいよワークショップがはじまりました! まずは自己紹介&テキスタイルデザインとは何かということを子どもたちにわかりやすく、簡単に説明しています。 親御さんも見守る中、ゼミ生は少々緊張しているようです。 まずはみんなでどんな動物をプリントするのかを決めます。 くじ引きで引き当てたテーマを元にそれぞれのグループで話し合いイメージを膨らませていきます。 ここのグループはどうやら肉を食べる動物をプリントするようです ゼミ生も子どもたちも緊張がほぐれてだんだん打ち解けてきた様子です。 発想力豊かな子どもたちからは、どんどん自由なアイディアがでてきます! 鈴木先生もゼミ生の活動を温かく見守っています! (会場にはこんな顔パネもありました!) プリントする動物が決まったら、次は型の配置を決めます。 どう型を置けば、想像する動物に近づくのか、子どもたちは真剣です。 型を置く場所が決まったら、プリントする色を選びます。